春が似合う絵本から
先週、小学校の低学年で読み聞かせの時に読んだ絵本を紹介します。
過去ブログからの中でも紹介している絵本です。
こちらの絵本には、たんぽぽ、すみれが出てくるので春にはちょうどよいおはなしです。
進級したりして知らない人と出会い、少し不安なときにゆっくりと不安が期待に、最後には笑顔になる絵本です。
子供たちに 「だいじょうぶ」を伝えたくて選んでみました。
読み聞かせに使う絵本を選ぶときに、一番大事にしているのは 季節感。
その季節に自然の中で起こっていることや生活に根付いた歳時、学校生活に関係するようなことを選んでいます。
こどもが絵本を楽しむときに大事なのは 絵本からこどもに近づくこと。
その絵本が こどもの理解できる身近なことが題材になっているということです。
そうすれば、こどもはすっと絵本の中に入っていくように思います。
春は新一年生、桜などに目がいきますが、二年生や三年生もまたわくわくどきどきの中にいので、そんな気持ちに沿える絵本を選べたらと思います。
就学前か一年生くらいにはこんな絵本はどうでしょう。
古い絵本ですが、子どもにはそんなこと関係ありません。
この裸ん坊の肌の質感とこどもの開放感があっという間にこどもと絵本の距離を縮めてくれるでしょう。
なにより絵に動きがあって、走っている足音が聞こえてきそうです。
子どもの頃にいろんな技法の絵に接することは、想像力や心の豊かさを広げる大事な要素になるのではないかと思います。
誰にいつ読んでもらったかということは忘れてしまっても、一枚の絵が心に残ったり、大人になって再会したときに、あっという間にその頃のことを思い出すきっかけになったりするものだと思います。どこにでもありそうな絵や、甘ったるく、かわいさを強調した絵ばかりにならないように 少しだけ絵本の絵にも気を配りたいです。