絵本の世界に魅せられて

読み聞かせで読んだ本、好きな絵本などを紹介します。

動きのある絵

今回は絵本の絵の方に目を向けてみたいと思います。

大人はどうしても絵本を読むときに字を読んでしまいます。
字を読まずに、絵だけをめくってみると その絵本の違った魅力に気がつくと思います。

ロングセラーとか古典と言われる絵本では、絵に力強さや動きのあるものが多いように思います。

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アンディとらいおん

ジェームズ・ドーハ-ティ  作  村岡花子 訳  福音館書店

この絵本、赤毛のアンの訳で知られる、村岡花子さんの訳なんですね。言葉のよく練られた訳も素敵ですが、なんといっても動きのある絵が魅力です。
そこに風が巻き起こっているかのような、空気の動きが感じられる絵です。
ぜひ、一度手にとっていただきたいです。

動きのある絵としては人気の絵本ぐりとぐらのシリーズの中から

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ぐりとぐらのかいすいよく

中川 李枝子 作 山脇 百合子 絵   福音館書店

ぐりとぐらがうみぼうずにいろいろな泳ぎを教わるシーン。
ここでは思わずからだが動いてしまうような、リズミカルな絵の構成と文章で 人気のページだと思います。

絵本の魅力はさまざまにありますが、絵だけを見ておはなしが楽しめる、絵に動きがあって心がうきうきと動き出す、そんな視点で手にした絵本を見てみるのも楽しいと思います。

動きのある絵本、もっと探してみたいと思います。