動きのある絵
今回は絵本の絵の方に目を向けてみたいと思います。
大人はどうしても絵本を読むときに字を読んでしまいます。
字を読まずに、絵だけをめくってみると その絵本の違った魅力に気がつくと思います。
ロングセラーとか古典と言われる絵本では、絵に力強さや動きのあるものが多いように思います。
この絵本、赤毛のアンの訳で知られる、村岡花子さんの訳なんですね。言葉のよく練られた訳も素敵ですが、なんといっても動きのある絵が魅力です。
そこに風が巻き起こっているかのような、空気の動きが感じられる絵です。
ぜひ、一度手にとっていただきたいです。
動きのある絵としては人気の絵本ぐりとぐらのシリーズの中から
中川 李枝子 作 山脇 百合子 絵 福音館書店
ぐりとぐらがうみぼうずにいろいろな泳ぎを教わるシーン。
ここでは思わずからだが動いてしまうような、リズミカルな絵の構成と文章で 人気のページだと思います。
絵本の魅力はさまざまにありますが、絵だけを見ておはなしが楽しめる、絵に動きがあって心がうきうきと動き出す、そんな視点で手にした絵本を見てみるのも楽しいと思います。
動きのある絵本、もっと探してみたいと思います。