始まりの一冊
いよいよ新学期が始まりました。
4月は学校生活になじむための時間なので、読み聞かせはお休みです。
空いている時間を使って、読み聞かせのための絵本選びです。
木島 始 文 佐藤 忠良 画 福音館書店
力強いデッサンが魅力の絵本です。
木の重厚さ、年月を重ねた質感がぐいぐい迫ってくる感じです。
モノクロの絵にだんだん色がついていきます。
線の内側を塗っているのではなくて、空気が染まっていくような色ののせ方です。
この方の描かれた絵本に「おおきなかぶ」があります。
あの重厚な雰囲気がこちらの絵本にも現れていると思います。
深い森の中にいるような気持ちになれる一冊です。
角野 栄子 さく スズキ コージ え のら書店
読み聞かせの絵本の間に入れるのに重宝な一冊。
いろいろななぞなぞがとんちの効いた言葉で出てきます。
「おてんきには ねんねして
くもりには ぐずぐず まよって
あめには いさんで おでかけ」
ここにスズキコージさんの絵がのっているのですから、楽しいのです。
季節にあったもの、おもしろいもの、難しいもの、とりまぜて4つくらいすると子供たちが楽しんでくれます。